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2014/02/14

「Woong x Locodoco」Startale解体事件の顚末。

LoL Galleryというコミュサイトがあります。

そこでは匿名でも記事を載せることができていろんな内容の記事が載っています。

その中には今書こうとする小説みたいな記事もありまして



帰宅する途中暇なので久しぶりに読みましたがなんか懐かしくなって

衝動的に翻訳してみました。では。


この物語ではほとんど本名が使われています。
紛れないようここにIDと本名を表記します。

Woong - 장 건웅(チャン・コンウン)
Rapidstar - 정 민성(チョン・ミンソン)
Cloudtemplar - 이 현우(イ・ヒョンウ)
Locodoco - 최 윤섭(チェ・ユンソブ)
Madlife - 홍 민기(ホン・ミンギ)


この物語はあくまでフィクションであります。














「一体なぜ、そんなことをした」



闇の向こうへミンソンが問う。


答えの代わりに返ってくる煙草の煙がうら寂しい。


「あえてそうする必要があったのかよ」




ミンソンが彼の胸ぐらを掴み上げた。





反動で体が揺れて、男の煙草の火が揺れた



彼は胸ぐらを掴まれたまま、煙草を持ち上げて灰を払った。





闇の中に火花が落ちる。
その軌跡を追ってミンソンの目線も落ちて行ったが
すぐ目をぎゅっと瞑る。





ミンソンは嘆くように囁いた。






「なぜ、そうしたのか・・・・・・答えろ」



しかし彼は、答えない。




ミンソンが彼を押しのける。




ガタガタと倒れた男は唸り声もなく座り込んでミンソンを見上げた。





互いのいきも微かな真っ暗の夜だ。


二人の目線はやみをさ迷う。



沈黙の果てに、彼が口を開けた。





「おまえは・・・・・・・・・・・・」







声がかれていた。





ミンソンが目を上げて男を見る。



ふと、月が雲を切り抜けた。



闇を抑えた月の光が、男の顔にあざやかな輪郭をあらわす。


その男ーコンウンはどんな表情もしていない。





「ミンソン、おまえは・・・・・・・・・・・・」




────────ただ、唇をせいざんに凄惨にねじあげて




「鳥籠のドアを開けたことがあるか?」











· · ‥…··─━☆




彼らの記憶の中、ユンソブがいた。




決勝でBlazeに敗れて一日中ひどくうろたえていた彼ら自身と

つけることなく消えたままの練習室のモニター

その薄暗い風景の中にユンソブがいた。



衝撃を乗り越え一人、一人何も言わずにマウスを握った時。




一人で寝室で引きこもって出てこないユンソブと


彼が固く閉ざした扉を覚えてる。


一緒に部屋を使っていたミンギだけがたまに出入りするだけだった。





「チェ・ユンソブ、何やってる?」


結局我慢できなかったヒョンウが、部屋を出たミンギを捕まえた。


「それが・・・」




「ドア、開けろ」




「あとちょっとで、戻ると思います」



「開けろと言った」


ミンギがメガネをかきなおして目をそらした。



二人の対峙が長引いて、その二人を見ていた


Azubu Frost Team Leaderコンウンが手助けした。




「ホン・ミンギ、俺達もユンソブと同じチームでユンソブの友達だよ」





「・・・・・・わかった」



いさよっていたミンギが、結局身を避けた。





ヒョンウがドアを思いっきり開けた。





────────そして現れた風景を、コンウンは忘れられない。




数多くのスケッチが部屋中を散らかっていた。



染料の匂いがもやもやした。




ユンソブは床で身をしゃがんで筆を操っていた。



白紙の上で、ユンソブの筆は境界を崩し空白を消して自由に動いていた。


風景が、心想が、色と線が、ユンソブだけが知っているパターンが



大きな白紙の上で躍動していた。




騒がしい世界を閉じ込めて、自分の世界でユンソブは絵を描く。




彼らは開けなかった。Locodocoの筆がさくさくする音だけが響くだけだ。




視野のすべてが色あせていくのに、ユンソブと彼の絵だけが

華やかに残ってコンウンの目を惑わした。


美しい、とつぶやいたコンウンは
ふと、ユンソブの筆が止まったことを見かけた。



世界が・・・・・・止まってしまったようだ。




そしてながく、だれも、なにもうごくことなく。





その日の夜、ユンソブが部屋から出た。




彼はこう言った。



「みんなごめん、俺って前に絵を描いたから・・・絵を描きながら
自分に聞いてみたんだ。まだゲームが僕の人生で一番大事なのか
決勝戦が終わって大学とか留学とかも考えてみたけどその度に思ったんだ」




そして照れくさそうにVampiric Scepterを払いのけながら言った。




「ゲームが俺の人生だもの、そして俺の人生がゲームだもの」




互いに視線を交換して、ミンソンが言い出した。



「そう、また頑張ろうぜ」



「Rapidお前はGalioするなよ」



ユンソブとミンソンがハイタッチをした。



ヒョンウは
「また引きこもったらスパーリングだ」と言いながら肩を叩いた



ミンギは「I'm Your Bitch」と言って無愛想に笑った。





コンウンは。



・・・コンウンは何も言えない。





· · ‥…··─━☆






「呼んだか?」




寮の屋上に立つと激しい風が髪を払いのけた。



ヒョンウがコンウンからタバコを一本もらった



「何かあったのか?」


コンウンがヒョンウに火を付けながら突然言い出した。



「兄貴はなんでゲームやんの?」



タバコを吸ったヒョンウが眉毛をつり上げた。




「ゲーム?なんでって・・・面白?・・・さもあるな、けど・・・さあ、
本当はもうなんでやるのかも分からなくなった」




「俺たちこれからどうなるんだろう?」




「お前思春期なのか?」



「LOLがどれくらい持つだろう?スタクラみたいに?ありえねぇよな」



「・・・・・・」




「俺はしばしば思ってたよ。俺達は、ただのゲーム中毒者にすぎない
だからここまで辿り着いたんだ。今はうまく行くよに見えても・・・
あと数年間きらきらして結局現実に戻るだろう。そのとき・・・
そのとき、俺達に何ができるんだろう?」



ヒョンウは何も言わず紫煙を吐いた。
コンウンが手すりに身を寄せて言い続けた。



「はっきり言って、俺も兄貴もただのゴミだ、ゲームがないと何もない連中」



ヒョンウがぷっと笑いながら付け加えた。



「・・・ゲーム以外には何も出来ない、好きにならない連中」


二人の目があった。


くすッと、同時に笑い出した紫煙の間、薄暗い顔たちが
唇だけねじ上げて腹を掴みクスクスと笑う。


クスクス、彼らの笑いはタバコの灰みたいに
中身の抜けたまま紫煙に重ねて消え失せた。


笑いが静まった時、コンウンが突然言い出した。




「ユンソブを、除名させよう」



「・・・・・・チャン・コンウン」




「兄貴も見ただろ」




「・・・・・・」




「やつは・・・・・・俺達とは違うんだ」



ふと、一匹の鳥がビルの間を滑空していた。
まっすぐに風を乗った鳥は、翼を羽ばたいて
再び飛び上がった。コンウンはその鳥を見つめながら言い続けた。




「ずっと閉じ込め続けたら・・・奴は飛ぶ方法を忘れるだろう、俺達のように」




ヒョンウとコンウンの目があった。コンウンが片腕を広げた。


「俺達が、鳥籠の扉を開けてあげよう」




ヒョンウはそのまっすぐな瞳を直視できず、都市の遠い明かりに目を向けた


ヒョンウがすぎるように聞いた。



「どうやって解明するうつもりだ?」


「解明?」





言い返したコンウンはしばらく何も言わなかった。



口にしたタバコの大半が灰になって自分で床に落ちる時コンウンが言い出した。




「兄貴も知っているだろう」




「ミンギが怒るぞ、もしかしたらみんながお前を攻めるだろう」



コンウンが手すりの無効にタバコを落とした。



タバコは墜落しながらやがて、見えなくなっていく。



─────────Out of 目線のことなんか、知ったことないさ。
と、思いながらくすっと笑い出した。





「悪役には慣れたから」






· ‥…··─━☆






LocodocoはAzubuから脱退した。

チームとの意見の違い、と知らされた。


彼はその後Startaleに入団したがまもなくチームが解体された。



チームの財政問題だと知らされた。



プロゲーム団として長い期間名を馳せたStartaleの財政が




いきなり悪化した理由は分からない。





ただ内密される闇の噂では、コンウンの父の名前が聞こえたりした。






· · ‥…··─━☆




再び、ここ。ミンソンはコンウンに拳を飛ばした。




コンウンはぐったりとして小さく唸っていた。




「それで、ユンソブを除名させて、金でStartaleを解体させたんだと?」






「お前の独善だ。チャン・コンウン」



ミンソンがコンウンを見下ろして話す。
震える拳をなんとか握りしめて言葉を繋げる。





「いけよ、言ってユンソブに謝れ」






コンウンがクスッと笑った。

コンウンは訳が分からないという顔で

まるで自分がなぜここにいるのかも知らないと言うように






「俺が一体なぜ?」



と言い返した。



怒りを堪えきらなかったミンソンがもう一度拳を飛ばす。


コンウンは目をつぶった。



しかし、何も起こらなかった。
コンウンが目を開けると
誰かの頑丈な手でミンソンの拳を阻止していた。





「・・・・・・兄貴」






CloudTemplar イ・ヒョンウ、彼だった。



「人を殴るために教えたボクシングじゃないぞ」




「ても・・・・・・!」




「守るための拳だ、チョン・ミンソン」



ミンソンが後ろに下がった。



ヒョンウが座り込んでいるコンウンに向けて言い出した。







「チャン・コンウン、お前もなんでことを紛らわしくするのか?」





コンウンは返事をしなかった。




「素直に言えよ。言えば、みんな分かってくれるよ。一番切実だったのは・・・」





ヒョンウが言葉を結ぶ前にコンウンが彼の腕を握った。


コンウンがヒョンウの体を支えにして苦しく立ち上がった。


コンウンはヒョンウに立ち向かい、目を合わせて囁く。








「余計なお世話だよ」


そして身を回した。



コンウンはミンソンに殴られた衝撃が残ってるようにふらついた。



危なっかしく歩きながら彼はその場を離れた。




その後姿を見ながらミンソンが言い出した。





「ごめん兄貴」




「何が?」




「僕もコンウンの気持ち、わかるよ」




「みんなわかるだろう」





「てもさ・・・イライラするんだ。じゃあ、ユンソブの気持ちは?
鳥籠の扉を開ける?それが本当に鳥のためなのかよ?」






ミンソンの声が路地をカランカランと響かせた。







「鳥が自ら鳥籠を選んだとしたら?鳥籠の中で安らかに歌うのが
彼にとってもといいことだとしたら・・・・・・!!」






「誤解してるな」




ヒョンウは空を見上げた。
星も眠る都市の夜、月だけが寂しく輝いていた。




「鳥籠の物語は鳥のためのたとえじゃないんだ」



──────────コンウン、てめえを一生呪ってやる。



コンウンに叫んでいたユンソブの顔をヒョンウは忘れられない。





「鳥を見送って残った人たちの物語さ」




ミンソンからの返事はなかった。

ヒョンウは目を閉じた。

誰に向けたのかも分からない言葉を続けた。




「扉を開けたら、俺達は空っぽの鳥籠を抱いて残る日々を生き続ける。
重苦しい穴は一生埋められない・・・・・・鳥が鳥籠に戻ることはないから
ただ追憶するだろう。たまには泣いて、たまには後悔して」





· · ‥…··─━☆





コンウンは空っぽの練習室にふらついて歩いた。


もう自分とミンギが使ってる部屋に入って、引き出しを開けた。


そこで紙を一枚持ちだした。



Woong, Cloudtemplar, Rapidstar, Madlife。

そしてLocodoco。




肩を組んだ5人をスケッチした絵だった。




下の方に draw by locodoco, 彼の悪筆が残っていた。


それに向き合うと抑えきれなく手が震えて
目の前が曇ってコンウンは目をぎゅっとつむった。
過ぎた記憶がよみがえってコンウンの心を押さえつける。






チェ・ユンソブ、チェ・ユンソブとコンウンは一人でつぶやいた。







ユンソブ。




ユンソブよ。






春に咲く花は春だけ、夏に咲く花は夏だけ
それぞれ自分の勝ちを最上に引き上げられる。




俺達は花が美しかったという事実を忘れることなく


再び花が咲く季節が来るのを待ちかねている。




お前を送った理由もそれと同じだといえるだろう。





まだ世間知らずだけどだからってただ天真爛漫でもない。

時にはちゃらけて時には真面目だったお前、




いつも笑ってたけど自分で決めたことはけして曲げることのないお前





ゲームに熱中したお前の勝負欲もすごかったけど


絵を描いていたおまえはもっと美しかった。




ここはお前の季節ではない。ここはお前にとってずっと冬のままのはずだ




ちょっとだけだが見たんだ、お前にふさわしい季節は、違う世界にあった。


短いけど、だから輝かしかったそのはかない美しさ・・・・・・。




それを目撃して、僕は胸が締めてきて耐え切れなかった。



だから俺はお前を送る。



鳥籠の鳥を送る。




コンウンがライターを持ち上げてスケッチに火を付けた。

あぶられた紙はやがて火が付いて徐々に歪んで行く。




コンウンが目をつぶった。つぶった目から涙が一滴、流れ落ちる。





─────おれは、空っぽの鳥籠をだいて生き続ける。




さようなら、Locodoco。




これの原文はこちらです
この前のLocodoco X Madlifeと同じ人が書いたらしいです。


스타테일 해체 사건의 전말.txt
http://job.dcinside.com/board/view/?id=leagueoflegends&no=4444439&page=1

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